ゲチリスの育て方 2019年度版(2022年改訂)
ここまでのまとめ
思えば2018年の秋に初めてゲチリスを購入して数年が過ぎました。
ここまでの育て方をまとめておきます。
これは私流のやり方ですので、参考程度にご覧ください。
また、ご自身で行う場合はご自身の責任で行ってください。
ゲチリス リネアリス 左:購入時、右:今年
購入後の扱いについて
鉢のまま送られてくるものも含めて、到着後はすぐに植え替えます。
球根や根の状態を確かめたいのと、下で記載しますが特定の土のみで栽培しているからです。
よく「到着後はしばらく休ませてから植替えしてください」というような注意もあったりしますが、私の場合は構わず植替えしてしまいます。
それと植え替えたらすぐに水をやります。(鉢底から水が出るまで)
購入したゲチリスで、このやり方をずーっと行っていますが、一つもダメにしたことはありませんので、ゲチリスは意外に丈夫だと思います。もしかしたら1週間くらいは水を上げない方が良いのかもしれませんが、その辺はご自身の判断で。
※上記は9月~2月に購入した場合で夏に購入した場合は水はやらない方が良いと思います。
用土について
私が使用している用土はすべてセラミス単用です。
セラミスは実際には土ではなく、粘土を焼いて作られた鹿沼土と軽石を足して割ったような人口土となります。
水はけがよく、保水力もあり、なんといっても清潔です。
以前は腐葉土など有機質の土を使っていましたが、冬に室内に入れたとたんにコバエが大量に発生してえらい目にあった為、コバエが発生しにくい上記用土に変えました。
セラミスについては、どのサイトを見ても水耕栽培的な使い方しか載っていないので、普通の用土として使った場合の検証も兼ねていますが、セラミスに変えて5年以上たっているガジュマルは元気に育っています。
ただしセラミスは人口土なので、まったく肥料分がありません。よって、マグァンプを多めに混ぜ込んでいます。(量は適当です)
置き場所について
10月~4月
なるべく直射日光が当たる場所(ベランダ)に置いています。私のところは西向きベランダなので、午前中は日が当たりませんが何とか大丈夫そうです。
よくゲチリスは耐寒温度が3~5℃くらいと書いてありますが、私の場合、‐2℃くらいまでは屋外に置いています。
ただし、連続2~3日まで。
それ以上続く場合や‐3℃以下になる場合は一旦室内に取り込みます。
購入して1年目の場合は環境に適応していないと思うので、氷点下になる前に取り込んだ方が良いです。
5月~9月
室内管理をしています。地上部の葉も枯れてなくなっているので暗い部屋に置きっぱなしです。
水やりについて
休眠期は一か月~一か月半くらいに一回くらいのペースで潅水するようにしています。
特に小さい球根は完全に断水すると、そのまま枯れてしまうこともあるので最近はこのくらいのペースで潅水しています。
潅水は鉢底から水が出るまで行っていますが、なるべく風通しのいいところにおいて早めに乾かすようにしています。
生育期は土の表面が完全に乾いて2日くらい経ったくらいに鉢底から水が出るまでしっかり水やりします。
ゲチリスは乾燥には強いので心配な方は用土全体が完全に乾いてから潅水してもよいと思います。
ゲチリスは1か月くらい忘れていても枯れたりしないのでちょっとほったらかし気味でも大丈夫だと思います。
肥料について
肥料は新芽が出始めて少し経った11月くらいに置き肥(緩効性化成肥料)を規定量の半分くらい置いてます。※よく見る白くて丸いやつです。
置き肥は2~3か月くらいで切れるので、3月くらいにもう一度置くようにしています。
備考
常に屋外に置いている場合、1~2月の厳寒期は一旦生長が止まります。(関東南部)
10~12月中旬 ・・・ 生長期
12月中旬~2月末 ・・・ 生長が止まる
3月~4月末 ・・・ 生長期
厳寒期は室内取り込むと成長期のままいけると思いますが、私の環境では室内にスペースがないのと、夏季植物の為にエアコンで室温が23℃くらいになっていて外と温度差がありすぎるので、ゲチリスには外で頑張ってもらっています。